ワインラベルの読み方|フランス、イタリア、スペインワイン別に確認

ワインのラベルといえば、そのワインの顔であり、多くのの情報がつまっています。
ラベルはエチケットと呼ばれることもありますが、これはフランス語であり、意味合いは同じです。
ワインが難しく感じる要因の1つに、ラベルの複雑さというものがあります。
ワインラベルには分かりにくい文字や、複雑なイラストが描かれていたりしますが、少しでも読み方がわかれば楽しいと思いませんか?
ラベルを読みとけるようになると、実際に飲んでみなくても、どういった味わいのワインなのか想像できるようになります。
また、自分の好みのワインをラベルだけで判断できるようになるかもしれません。
ワインのラベル表記は、必ず決まった項目を記載しなければいけないといった法律的なルールはありません。
その国のワイン法だったり、造り手の意向によって、ラベルの記載内容は変わってきます。
ただ、代表的な記載項目はありますので、以下にご紹介しておきます。
・収穫年(ヴィンテージ)
・ブドウ品種
・産地
・生産者名
・格付け(原産地統制呼称)
・アルコール度数
・容量
・瓶詰者の記載
前述したように、ワインによりすべての項目が記載されているわけではありません。
例えば、フランスの伝統的なワインである、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュなどは、ブドウ品種が書かれていないワインも多いです。
それは、法的な規制である原産地呼称により、決まった地域、環境、ぶどう品種などで作られたことにより、そのワイン名を名乗っているので、わざわざ記載する必要がないからです。
また、収穫年(ヴィンテージ)が記載されていない場合もあります。
ぶどうの完熟度は、気象条件などにより一定ではないため、安定した品質のワインを造るため、複数ワインをブレンドする場合があるからです。
ワインのラベルを確認してみよう
ワインの中でも、もっともポピュラーなフランスワイン、イタリアワイン、スペインワイン別にラベルのサンプルを確認してみましょう。
フランスワインのラベル
出典:Asahiグループ
<④のフランスワイン格付け>
イタリアワインのラベル
出典:Asahiグループ
<⑥のイタリアワイン格付け>
スペインワインのラベル
出典:Asahiグループ
<③のスペインワイン格付け>
まとめ
ワインを購入するときに、価格の他に、ラベルのデザイン性や雰囲気によって、決定することもあります。
造り手にとっても、自分が丹精込めて作ったワインの味わいをイメージし、その思い形にしたものがラベルになります。
はじめのうちは、なかなか解読できないかもしれませんが、ワインのラベルに慣れ親しんでくると、自然に解読できるようになり、そのワインの素性や歴史に興味が湧いてきます。
そうなれば、ワインの世界がさらに一歩開けていくこと間違いないでしょう。