ワインラベルの剥がし方と保存方法【厳選6選】

大切な記念日に飲んだワインや、入手困難だったワインなどは、飲み終わっても思い出としてとっておきたくなるもの。
だけど瓶ごと保存するのは、すぐに収納場所に困りそう。そんなときはラベルだけを保存しておくのをおすすめします。
これまでに飲んだワインの記録にもなりますし、なによりもデザインに凝っているラベルは目の保養にもなります。
気が向いたときにいつでも確認できるラベル保存は、ワイン好きな人なら作っておきたい気軽なコレクション方法です。
ワインラベルを剥がす方法とは
長年保存されてきた、冷蔵庫で保管したなどされたワインはラベルが剥がしにくくなってしまうものもあります。
しかもラベルの貼り方はさまざまなタイプがあるため、剥がす方法も試行錯誤する必要があるのです。
とはいえコレクションとして保存していくのなら、やはりキレイな状態でラベルを剥がしたいですよね。
そこでここでは、なかなかうまくいかないラベル剥がしの方法をご紹介していきます。
1.【薄い刃物系】を駆使してみる
ラベルが一部だけ瓶にピッタリはりついている、あるいはラベルが三重構造をしているワインの場合などは、定番の刃物で剥がす方法がいいかもしれません。
まずはラベルのすみっこをていねいに剥がし、カッターやカミソリの刃など薄い刃物を使って、少しずつ突くように剥がしていきましょう。
均等に引っ張りながら剥がしていくのがコツです。
2.【水系】でふやかしてみる
近年つくられたワインで水溶性の糊で張りつけられたタイプなら、水に浸けるだけでカンタンに剥がれるようになるラベルもあります。
しかしなかには同じ水溶性でも保存方法・年数により、張りつきが頑固になってしまっているものもあります。
そんなときは、熱いお湯に浸けておけばOKです。
ただしこの方法はラベルにシワがつくことがあるので、長時間放置せずに様子見しながら行いましょう。
3.【熱い温度】で粘着剤を溶かしてみる
水やお湯に浸けても剥がれないラベルがあります。こうしたラベルはゴム系の粘着剤を使われていることがほとんど。
そんなときはドライヤーやアイロンなどにあててみましょう。
熱で粘着剤を溶かしつつゆっくりとラベルを引っ張っていくことで、意外なほどあっさりと剥がれるラベルもあります。
4.【シール剥がし】の力を借りる
市販品には便利なグッズがあふれています。そのなかにはシールなどを剥がすために専用の「シール剥がし」も売られています。
どの製品がどのワインラベルに効果があるのかは試してみないとわかりませんが、スプレータイプのシール剥がしでキレイに剥がれたという声をよく耳にします。
また、シール剥がしにはベンジンやエタノール、除光液などの溶剤を使うという方も多いですが、場合によっては色落ちなども考えられます。
5.【ワインラベルコレクター】を使ってみる
記録や記念を目的としたラベル保存は、多くのワイン好きが考えること。
そんな人たちのために「ワインラベルコレクター」も売られています。
このアイテムはラベルを瓶から剥がすのではなく、ラベルの表面だけを切り取るというもの。
ラベルの表面に強力な粘着シールを貼るので、保存に適したキレイな状態でラベルを保持できます。
12枚入りで1000円ほどなので、お財布にもさほど痛手はありません。
6.【画像データ】として保存してみる
保存されていた環境の良し悪しや、保存年数、粘着剤に何を使ったのかなどなど、ワインにはさまざまなシチュエーションが存在するため、どの方法を試してみても、ラベルがうまく剥がれない。
剥がしたものの一部を破損してしまう……。そんなことも起こりえます。
そんなときは現代ならではの方法、デジカメやスマホアプリなどで写真を撮り、画像データとして保存しておきましょう。
まとめ
ワインラベルは“エチケット”とも呼ばれています。
それはワイン法にのっとり、ワインの重要な情報すべてがラベル記載されているからです。
私たちがワインを購入する際に参考するのもワインラベルですし、ラベルはワインにとってなくてはならない重要な存在だといえます。
ぜひラベルを保存しておくだけでなく、味の感想やどこで誰と飲んだのか、飲んだ日にちなども一緒に記録しておいてください。
そうすることで、まるでアルバムをめくったときのように思い出が蘇り、ワインとワインをめぐる楽しみが倍増するからです。